「……で、哀れにも主人公の恋人や知人は無残に殺されてしまうのですわ!」 「あのさ、燐、僕はそういう血腥い話は一寸……」 「そして其処で事件解決の為に立ち上がったのが彼に想いを寄せる(以下略)」 「……聴こえてないみたいですよ、夜燈」 幼馴染三人のいつもの帰り道。江戸川乱歩は 一応何作か読んだことがあるのですが、 やっぱり「孤島の鬼」の印象が強いです。 あの作品におけるある意味一番の鬼は箕浦だと思う。
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